2019年10月20日
スティルチャ de スモホ
『スティールチャレンジ』という、鉄板の速撃ち競技があります。そのステージのひとつ、「スモーク&ホープ」を練習しているところです。
シューティングボックス(撃つ場所)から長方形の的までの距離は、手前の両端が直線で8.4ヤード(7.7メートル)、内側の奥が9.5ヤード(8.7メートル)あります。
まぁ大概でしたら外しそうもないような、近くに置かれた大きな長方形の的なんですけど、一所懸命速く撃ち中てようとすると、こんなに大きくても外します。
リズムをつかむために、外してもそのまま通して撃ってみたり、初弾と2個めのターゲット間をコントロールペアを意識して撃ったり、次の的へ大きくスイングしての3個目、さらにすぐ隣の4個目と、ステージをバラ(分解)して2発や3発で練習したりします。
手前の4枚がいくら速く上手く撃てても、最後に、14ヤード(12.8メートル)先の直径30センチの丸い的(ストップターゲット)にヒットさせなければいけません。4枚の長方形の的は、縦45センチ、横60センチもあるので、どこかに中れば良いのですが、その調子でザツに撃ってしまうとなかなか中りません。
今回、ダブルアルファのレースホルスターに、ダットサイトを載せたS&WのM&P9で挑戦した、マイガンメンバーのシューターさんが、2.4秒くらいで撃っていました。
たくさん日本で練習してからいらっしゃったそうですが、「いやぁ〜2秒は切れないですね〜」と、照れながら、でもチョットくやしそうにおっしゃっていました。
イエイエイエイエ、2.5秒、イイじゃないですか〜! ダットサイトを載せたとはいえ、ほかはノーマルでしょ〜? ファクトリーアンモでしょ〜? イイじゃないですか〜!
ワールドクラスのシューターだと、2秒切るのが当たり前なのカナ?
お、ホントだ〜!
お〜! 1.56! スゴイですね〜
4回の合計が7.78とかで撃つのね〜
「(5回のうち)1.86〜2.00で4回撃てる」
というところが、
も〜チョ〜変態ですね(スゴ〜イ!)。
Max Michel and Blake Miguez talk about the Steel Challenge
https://www.youtube.com/embed/j9p31ac45-w
今回、参加していただいた皆さんと一緒に、僕はGen3のグロック19で撃ってみました。先日、ポリマー80というカスタムフレームから純正のフレームにパーツを移し替えて、新たに作り直したG19です。300発くらい撃ったかな〜、ジャムもなく快調でした。
グロック19のフレームが届いたぉ
https://takatake.militaryblog.jp/e994591.html
皆さんにお手本をご覧にいれなければいけないのですが、気を抜くと軽く外すし、欲かくと簡単に外すし、いろんなお手本になってしまいました(ビデオ、しっかり撮られていたよな〜)。
すべてのスピードシューティングに言えることですが、特に「スモーク&ホープ」は、狙い過ぎない、ちょうど良いという意味での「適当な」射撃が求められます。そのため、限界までアァディクェット サイティング(adequate sighting)が要求されます。
0.05〜0.1秒刻みで精度を上げていくことと、たとえ外してもそのまま躊躇わずに中るまで撃ち続ける集中力、ターゲットに弾が中った音に反応しながらの反射神経が要求される、独特の時間の流れが味わえるステージです。
※ 躊躇わず=ためらわず(変換後の漢字が自分で読めなかったのでメモメモ)
スポーツシューティングコースについて
グアムの野外射撃場で本格的なスポーツシューティングを
https://www.shootinguam.com/course-menu.html
追伸です。
参加していただいたシューターさんが、動画を送ってくださいました!
どうもありがとうございま〜す!
ラウンドアバウトとスモーク&ホープ
https://www.youtube.com/embed/60HfrE9hzrA
ラウンドアバウトのステージレイアウト
なんと、全員、TUFFのタクレットL使いでした〜(嬉)!
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